子どもの体格ついて

こどもの体格について・・・・・戸田尚子

低身長

 お子さんの身長が母子手帳の成長曲線グラフからはみでていたり、最近伸びが悪くなってきたり(グラフ中だけど曲線からずれてきた)、していませんか?もちろん、小柄=病気 ではありません。食事の問題や生まれもった体質の影響が大きいですが、中には治療が必要となる病気が隠れている場合があります(甲状腺機能低下症、成長ホルモン分泌不全症、ターナー症候群(女児)、その他、脳腫瘍や骨の病気など)。だんだん小柄が目立ってきたり、元気のなさや何か気になる症状がある場合は早めに相談してください。

肥満

 小児肥満は増えてきています。肥満は糖尿病、脂肪肝、高血圧などのいわゆる「メタボリック症候群」といわれる病気の土台になってしまうので、早くから正しい生活習慣をみにつけましょう。まず、重要なのは運動と食事のバランスです。しっかり運動をし、食事の好き嫌いをなくし野菜も食べる、おやつ・ジュースを減らす、早食い・ながら食いをやめる、などに注意してみましょう。 

 また、肥満の原因として、生活習慣に関係のない脳腫瘍やホルモン異常などの病気がかくれている場合もあるので、急激な体重の変化や頭痛、元気のなさなどが気になる場合は早めに相談してください

*  お子さんの体格が気になるときはお気軽にご相談ください。

来院されるときは、身長や体重の経過がわかる記録(母子手帳、保育園や幼稚園・学校での成長記録)などをご持参ください。